株式会社大石アンドアソシエイツ様(以下:大石アンドアソシエイツ様)は、
1997年創業のキッチン家電・生活雑貨の専門商社です。
特にイギリス生まれの調理家電ブランドRussell Hobbs(ラッセルホブス)の
輸入・販売を中心に展開していらっしゃいます。
同社はEC事業へ進出したことで、売上やブランド認知を大幅に拡大しています。
ACROVEでは、Amazonの立ち上げ、商品・ストアページの改修や広告運用の最適化、
そして不正出品者整理など幅広い運用をご支援させていただいております。
今回はEC進出の背景やACROVEとの協業による変化をご紹介します。
日本市場向けに高品質な商品提供を目指す
大石アンドアソシエイツ様
―まずは御社の事業内容を教えてください。
大石様:
当社は1997年に創業した、キッチン家電や生活雑貨を専門に取り扱う商社です。代表的なブランドは『Russell Hobbs(ラッセルホブス)』の、イギリスの紅茶文化の中で広まった電気ケトルが人気です。また、コーヒーに特化したオリジナルブランド『Cores(コレス)』も展開しており、現在はこの2つのブランドを中心に輸入・販売を行っています。
私たちは「今よりちょっとハッピーに、今よりちょっと快適になる」商品を提供し続けています。
―日本でのRussell Hobbsブランド展開について教えてください。
大石様:
当社の代表が「電気ケトルを日本に広めたい」という強い想いを持っていたことがきっかけです。日本では当時、電気ジャーポットが主流で、電気ケトルの認知度は低かったのですが、常にお湯を沸かし続けるジャーポットよりも電気代が安く済むこと、そして輸入家電ブームが後押しし、徐々に認知が広がりました。今では電気ケトルはグッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞、多くの外資系ホテルで採用されています。
また、電動ペッパーミルなど同シリーズのブランド展開を強化することで売上も伸びたため、Russell Hobbsブランドの拡大が進みました。
EC販売への転換とACROVEを選んだ理由とは
―EC販売に至った経緯について教えてください。
大石様:
当初はすべて問屋を通じてEC販売を行っていましたが、ECは「安売り」というイメージが強くあり、さまざまなプラットフォームでばらばらに商品を販売されていたため価格も崩れてしまっていました。また、当時広告に力を入れていなかったため、日本の電気ケトルカテゴリーでRussell Hobbsは13位どまりでした。この順位の停滞が広告の差によるものだと気づいたのが、EC販売に本格的に乗り出すきっかけとなりました。
―当時抱えていた課題は何でしたか?
大石様:大きな課題は転売でした。Amazonや楽天市場などさまざまなプラットフォームの把握していない商流からの出品が横行し価格が乱れていました。どうすれば良いかわからない中手探り状態。直販への移行も視野に入れつつなんとか対処しようとしていました。
正田様:
直販強化のために展開しようとしていたAmazon運用も手探りの状況でした。Russell Hobbsというブランド価値を守りながら直販を進める術を探していました。
―数ある会社の中からACROVEを選んだ決め手は何でしたか?
大石様:
決め手は2つあります。まず、当時の課題であった転売業者による価格崩れに対し、ACROVEの営業担当者さんが一つ一つ出品者を整理、不正出品の出品停止アクションを提案してくれたことです。また、問屋を介さずに直接販売へ移行するというブランド再構築の提案も大きな助けとなりました。
次に、Amazonの広告運用に関する高度な知識とノウハウを提供してくれた点です。Amazon広告の複雑さや頻繁なアルゴリズムの変化には驚きましたが、ACROVEさんのサポートのおかげで大変助かりました。
さらに、ACROVEの営業担当者さんからご提案いただいたタイミングも絶妙でした。実は以前に一度お断りしたことがありましたが、ACROVEさんが当社と同じビルに移転されたタイミングで訪ねてきていただいた時に、ちょうどEC強化の方針に舵を切ったことが重なりました。
私は”タイミングをどうチャンスと捉えて行動するか”が重要だと感じています。
当時、チャンスと捉えて動き出せたことが今ACROVEさんと協力関係を築けたのだと感じています。
―大石アンドアソシエイツ様を担当している島田さん、どのような支援をされているのか教えてください。
島田:
支援開始から約1年間は、主にAmazonでの転売対策に取り組んでいました。現在は広告の調整や商品ページの改善に重点を置き、エンドユーザーの特徴を踏まえた最適な訴求方法をご提案しています。お客様のイメージを明確にし、大石アンドアソシエイツ様にとって価値ある議論にフォーカスすることが私たちの支援の核です。今後もその点を大切にしていきたいと考えています。
ACROVEとの協業で2倍以上の売上UPを達成
―ACROVEと協業する前後で、売上にどのような変化がありましたか?
正田様:
Amazonの立ち上げから支援していただき、協業前と比較して売上は2倍以上になりました。年々売上が伸び続けており、大変感謝しています。特に、Amazonでの直販が会社全体の売上に占める割合が大きくなったことで、社内での私たちの役割が重要視されるようになりました。また、広告費を積極的にかけられるようになったことも大きな変化です。
―ACROVEとの協業によって、どのようなシナジーを感じていますか?
大石様:
島田さんや村川さんの尽力により、売上が驚くほど伸び、本当に感謝しています。ACROVEの皆さんは若くエネルギッシュで、会社を良くしようという強い意志を感じます。ここまでやっていただけるのか!という私たちの期待以上の仕事をしてくださり、島田さんを中心に、これまで関わっていただいたACROVEの皆さまには本当に感謝しています。
ACROVEと共に目指すEC事業の今後の展望
―ACROVEとの協業で成果が出ていること、大変光栄です!今後、ACROVEと目指していきたいEC事業の展望を教えてください。
大石様:
ACROVEさんのおかげで、会社にしっかりとした軸ができ、そのおかげで新しい挑戦が可能になりました。常に成長し、次々と新しい提案をいただいている点が、ACROVEさんの他社にはない強みだと感じています。1社1社の特徴を理解し、それに基づいてお話を進めてくださることに信頼ができますし、心から感謝しております。
正田様:
直販での購入割合が増加している現在、引き続きECで安定的に売上を伸ばしていけるように、今後も一緒に取り組んでいきたいと思います。
大石様「ACROVEのマグカップを愛用!ACROVEさん大好きです」
―温かいお言葉、ありがとうございます!島田さん、村川さんも今後の抱負をお聞かせください。
島田:
Amazonはあくまで手段の一つに過ぎません。最も重要なのは、どの顧客に、どのように何を伝えるべきかという点を常に考えることです。今後は、大石アンドアソシエイツ様の理想像や中長期的なビジョンを共有し、継続的な顧客コミュニケーションのために、今のご支援範囲を超えた新しいご提案ができればと思います。
村川:
以前コーヒーショップに勤めていた時にRussell Hobbsのコーヒーミルを使っており、馴染みのある商品に関わることができるのは大変光栄ですし、今後も売上拡大や新たな提案で、さらに貢献していきたいと思っています。
―ACROVEと大石アンドアソシエイツ様が1つのチームとして歩んでいけること、非常に嬉しく思います!今後もECを通じて、商品の魅力を最大限に伝えてまいります。ありがとうございました!
<取材にご協力いただいた皆様*左から>
株式会社ACROVE マーケティングディレクター 島田
株式会社大石アンドアソシエイツ 営業部係長 正田 様
株式会社大石アンドアソシエイツ 取締役副社長 大石 様
株式会社ACROVE マーケティングスペシャリスト 村川