創業期にあるスタートアップの約半数は、最初の事業を伸ばせないまま他の事業にピボットすると言われているが、全ての事業を黒字化しつつ、EC・DtoCを軸に領域を拡大している新進気鋭のスタートアップがある。ACROVE(アクローブ)だ。
ACROVEの荒井俊亮氏は、グローバルIT企業AnyMind Groupでの修行期間を経て、2018年11月に前身となるアノマを創業。「世界で最も、強く優しいプロテイン」というコンセプトのもと、エンドウ豆プロテインのD2Cブランド『ANOMAプロテイン』を開発・販売するほか、健康食品のOEM事業も手がけていた。
そして2020年10月、以前より開発を進めてきたマーケティングBIツール『ACROVE FORCE』をローンチし、会社名をACROVEへ変更。
創業期からのメイン事業であるプロテイン事業は、今も順調に伸び続けている。国内プロテイン市場は拡大を続けており、前途は明るい。それでも彼らが事業領域を広げる選択をしたのはなぜなのか。創業2年の若きスタートアップが、新プロダクト開発に込めた想いをひもとく。
https://www.fastgrow.jp/articles/acrove-arai
TEXT BY HARUKA MUKAI
PHOTO BY SHINICHIRO FUJITA
EDIT BY YUKI KAMINUMA