- 身長を伸ばす方法を探している方
- トランポリン運動で身長が縮んでしまうことを不安に思う方
トランポリン運動で身長は伸びるのか？
結論：トランポリンでジャンプすると身長は伸びる（個人差あり）
結論から言うと、個人差はありますが、トランポリンをすると身長は伸びます。
身長が高くなるかどうかを決めるのは、2割程度は遺伝的な要因です。その上で、本来の身長からどれだけ伸ばすことができるかは、成長期の運動や栄養管理にかかっています。
トランポリン運動は、身長が伸びるといわれる種類の運動に当てはまるため、個人差はありますが身長が伸びると言えるのです。
では、なぜトランポリンでジャンプすると身長が伸びるのでしょうか？
なぜトランポリン運動で身長が伸びるのか？
トランポリン運動で身長が伸びる理由を理解するために、まずは一般的に成長期に身長を伸ばすためにすると良いと言われていることを確認してみましょう。
正しい食事で栄養をとる
身長を伸ばすためには第一に、バランスの取れた食事で十分な栄養を摂取することが重要です。
人の体は炭水化物、脂質・たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどのさまざまな栄養素を必要としており、それらをバランス良く摂取する必要があります。
栄養バランスの取れた食事については、農林水産省が発表している「食事バランスガイド」を参考にしてみてください。
身長を伸ばすためには、特にカルシウムを意識して摂取するとよいでしょう。
カルシウムは、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品、骨ごと食べられる小魚、豆腐や納豆などの大豆製品、野菜類や海藻などに多く含まれます。 なかでも、牛乳や乳製品は、他の食品に比べてカルシウムの吸収率が高いうえに、1回の摂取量も多いので、効率よくカルシウムがとれます。
適度に日光に当たる
摂取したカルシウムを骨の成分として定着させるためにはビタミンDが必要です。
ビタミンDの主な摂取源は魚類で、そのほか肉類や卵類、乳製品やきのこ類など に含まれています。しかし、現代の日本人の多くは、ビタミンDの目安摂取量を日常的に摂取することができていません。それは、日本人の魚離れが一つの原因であると言われています。
そこで、足りないビタミンDを補うために、適度に日光に当たることで体内でビタミンDを生成します。
過度な筋トレを行わない
身長の成長を邪魔しないためには、ウェイトトレーニングやチューブを用いた筋トレなど、過度な筋トレを行わない方が良いと言われています。
適度な筋トレはむしろ好ましいですが、道具を用いるような高負荷のトレーニングでは筋力が強くなりすぎてしまい、骨の成長を妨害してしまいます。身長が伸びている最中は、あまり過度な筋トレをしないようにしましょう。
トランポリンは、下半身の筋肉を適度に刺激することができるので、ここで言う「過度な筋トレ」になってしまう心配はありません！
良質な睡眠をとり、体内リズムを整える
身長を伸ばすために不可欠なのが、成長ホルモンです。
成長ホルモンは睡眠中に2時間から3時間の間隔で分泌され、成長ホルモンによって幼児期に骨端の軟骨細胞が分裂・増殖を繰り返して骨が伸び、その結果身長が伸びるのです。
何時間寝るのが良いかには個人差があり、朝型か夜型かは遺伝などで決まっています。目安としては、昼間に眠くならず過ごせれば十分な睡眠が取れていると言えるようです。
成長ホルモンがたくさん分泌されるよう、規則正しく良質な睡眠をとるようにしましょう。
就寝時間の約3時間前までにトランポリン運動を行うと、就寝時間に適度に体温が下がり、睡眠につきやすいようです。
上下方向に圧力がかかる運動を行う
成長ホルモンを分泌させるには、睡眠だけでなく「骨の上下運動」も効果があると言われています。
骨の上下運動には、ウォーキングやジョギング、ジャンプなどの有酸素運動が効果的です。これらの有酸素運動を行う最初の60分間で成長ホルモンが分泌されます。
骨の上下運動に効果的なジャンプ運動の中でも、トランポリン運動は、連続で何度も跳び続けることができ、縄跳びなどと比べても膝への負担が少ないなどのメリットがあります。
トランポリン運動は成長ホルモンを分泌させるため、身長が伸びる
身長を伸ばすために効果的と言われているこれらの行動の中で、トランポリン運動は上下方向に圧力がかかる運動に当てはまり、成長ホルモンを分泌させるため、身長が伸びるのです。
適切な食事、運動、睡眠を行うために、楽しく遊び感覚で雨の日でも行えるトランポリン運動を取り入れてみてはいかがでしょうか。
なぜトランポリン運動で身長が縮むと噂されるのか？
日常の運動として取り入れることで身長を伸ばすことにつながるトランポリン運動ですが、身長が縮む原因になるイメージを持つ方もいるようです。
この身長が縮むイメージはどこから来ているのでしょうか？
トランポリン選手は身長が高い選手が少ない
トランポリン運動によって身長が縮むと言う噂は、トランポリンの選手に身長が高い選手が少なく、さらに上下に振動すると身長の成長に影響がありそうというイメージから発生したようです。
しかし、トランポリン選手に身長が高い選手が少ないのには理由があります。トランポリン競技は主に宙返りをするスポーツであり、回転する際には回転半径が小さい方が高速回転することができます。つまり、身長が低い方が速い回転で宙返りをすることができるため、トランポリン競技では身長が低い選手が活躍しやすいのです。
多くのスポーツでは身長が高い方が有利なことが多いのに対し、トランポリンは身長が低い方が有利なスポーツであるため、身長の高くない選手が目立つのかもしれません。
トランポリン運動によって身長が縮むわけではない
トランポリン競技はその宙返りを行う性質上、身長が高くない選手が多くみられますが、トランポリン運動が原因で身長が縮むわけではありません。
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まとめ
- トランポリンは成長ホルモンの分泌を促す運動であり、子供の身長を伸ばすために効果がある
- トランポリン選手は身長の低い人が多いが、トランポリン運動が悪影響を与えたわけではない